こんにちは。
Dream Jockeyのパイオニア、提唱者の小笠原です。
さて、またかよ!の番宣です。
あおもりラジオくらぶ(あおラジ)では、青森ねぶた応援番組「ねぶた追想記」を始めます。
初回は、11月下旬に2夜連続で配信します。
番組企画者(オーナー、DJ)は、青森ねぶた跳人衆団[跳龍會]會頭(年内)の後藤公司さんです。
後藤さんとの出会いは、10年近く前かもしれないな~。彼が企業組合を経営していてその相談に乗って。なので、ねぶたでもなんでもない。
でも、ここ数年、青森ねぶたに関する番組を通じて再会して、いろいろと企画を暖めてきました。
青森ねぶたの「これから」を本気で考えようという動きが、若手から出てきています。
跳龍會もそうですし、青森青年会議所からも提言書が出されています。
議論が盛り上がっていくのはいいことですが、何か忘れていないか?
それが今回の「聞き語り」です。
ねぶたに生きた長年の経験や体験談を語ってもらおう、記録に残そう、公開しよう。
提案してくれた後藤さんに感謝です。
収録は初めての「本音でハシゴ酒」的、体で。
あんまり大掛かりな機材を入れるとゲストが引いちゃうので、音声はボイスレコーダー4台の仕込み。メインはピンマイクを仕込むという珍しくな念の入れようです。
(編集は大変!)
私は、後藤さんほど青森ねぶたに詳しいわけではありません。
でも、地域支援、集落再生に関わっていると、地区のつながりを象徴するものはやはり「祭り」です。
祭りが続かなくなった、というのは地区にとって末期的なことです。
今回のゲスト、太田誠さんが話していた中で印象的だったところ。
昭和20年、青森大空襲でした。その年、終戦を迎えるのですが、そんな翌年、青森ねぶたを再開しようと行ったそうです。落ち込んでいられない。みんな立ち上がろう!と。
私は直感で「それはまさに魂のようなものですね」と言葉を挟みました。
祭りは、亡くなった人たちを弔うものであるでしょう。
しかし、亡くなった人たちも「後の人ががんばってくれよ!」と語りかけてくれるのではないでしょうか。
そうやって代々受け継がれていくもの。「祭り」は地区にとっての「精神」「柱」であり「魂」ではないでしょうか。
いま、盆踊りですら音がない(ヘッドホンで音を聞き、踊る)時代です。
子供の声、囃子の音もうるさいといわれる時代です。
でも、祭りはしょっちゅうあるわけではありません。
今回の企画で、まずは生まれ故郷の祭りをもう一度見つめ直してみたいと思います。